マンションを売り出して長い間売れないとき、どうしたらいいのか・・・
これはほんとに悩まれると思います。しかし、必ず原因がありますので、検証してすぐに次の一手を!!
1、売れない理由&具体的にどうしたらいいのか?
2、まとめ
1、あなたのマンションが売れない理由
理由① 『販売価格が高すぎる』
この理由が実際に一番多いのです。マンションの価格は比較がしやすく、同じ棟内の事例や販売物件との比較が容易です。 相場が見えやすいのがマンションの特徴ですが、購入者から見ても少し高ければ分かります。
だから価格を下げるという単純な話ではないのですが、十分な期間・十分な販売活動をしても売れない場合は価格が原因である場合が多いのです。
販売を開始する際の価格設定を不動産会社の査定額より高めにしている場合は、下げた方が得策です。 高価な設備でリフォームしていても、10年程経過するとなかなか価格には反映しにくいですし、特別な思い入れもあるかと思いますが、購入者目線での客観的な見方でもう一度自分のマンションをっ見つめなおしてみましょう。
理由②『売れるための努力をしていない』
これができていない人多いんです。
売主様の中でも販売は不動産会社の仕事と思っている方は多いと思います。もちろんそうなのですが、販売中には売主様の努力が大きな力を発揮するのです!
それは購入希望者が内覧に来るときの迎え方です。
内覧時には、売主として、物件をよく見せる努力をやっていただきたいのです。どういうことかというと、
・暗い場所(洗面トイレ・風呂・廊下・部屋・キッチンなど)照明はすべてつけておく。
・案内前に窓を開けて風通し良くしておく。
・室内を片付けておく
・水回りの掃除をしておく
などの努力です。マンションの購入者は玄関に入って数秒の間にその物件のイメージが決まるそうです。その時に、玄関を開けると暗かったり、すぐに見える場所が汚れていたりすると、その情報がインプットされます。最初のイメージがずっと残るので、暗い・汚い等のイメージは払拭できるようにしないといけません。
また、お家のにおいも影響がありますので、窓を開けて換気をしていただき、そのまま風通しの良い状態で物件を見ていただくのがベストです。
水回りが汚れていると丁寧に使っていないというイメージを持たれてしまいます。水回りの設備がきれいでそのまま使えるような物件は、買主にとってもリフォームなどの出費が少なく購入しやすいのです。
売主はものを売っている立場です。新築マンションのモデルルームを想像してください。オプションや高級な家具を入れて最高の状態で買主を迎えています。買主も実際はこんなに素敵ではないとわかっているのですが、イメージが良いのでそれでも購入されます。
『よく見せる』これは商品を売る原則です。ご自分の大切な資産ですので、思いっきりよく見せてあげてください。売主様の使い方が丁寧なのが決め手になったというケースはいくらでもあるのです。
売れない理由③『情報公開が不十分』
これは不動産会社の責任になりますが、売主様からお預かりした物件は、インターネット広告やホームページ、新聞折込やポスティングなどの広告活動をします。
そして、購入希望者を募るのですが、流通機構に登録をし、他社も販売できるようにしなければないけません。その際に、例えば他社が広告活動することを禁止し、物件情報が拡散されないようにする業者が多いのです。
不動産会社の判断でしているケースが多く、新規顧客を自社のみで獲得する狙いで行われます。この行為は売主にとっては何のメリットもないどころか、被害があるくらいのことです。
案内がほとんど入らない場合は、一度自分の物件が、インターネットですぐに検索できるか調べてみるのもよいでしょう。一社からしか出てこない場合は、情報公開が制限されていることが考えられます。
担当業者を替えてみてもよいかもしれませんね。
売れな理由④『室内のが著しく傷んでいる・開かずの間がある』
この場合は買取業者に買取依頼する場合もあります。
室内があまりに傷んでいたり、汚れていると、買主は全面リフォームをしないといけなくなります。一般の買主さんは、全面リフォームできれいになることが想像できない場合が多く、リフォーム代の検討を始める前にイメージで購入を断念されることが多いのです。
その場合は、買取業者に現状で買い取ってもらい、その後業者がリフォームをして再度市場で販売することがあります。
また、お子様が部屋にこもっている。家族が夜勤で昼間の内覧時には寝ている等の理由で、内覧の時でも開けられない部屋があると、その時点で検討の土台にものらないのです。見れないものは検討できない、ということです。
そういった場合のために買取業者の買取価格も一度参考に出してもらうと良いでしょう。
売れない理由⑤『心理的瑕疵・周辺に嫌悪施設がある』
事件・事故・自殺や嫌悪施設(高圧線や下水処理場・火葬場・原発・暴力団事務所など)がある場合は、価格が著しく下がります。
この場合は、あまり長期間希望金額で販売して頑張るよりは、価格変更し早く売り切るか、そういった物件を買ってくれる業者がありますので、早めに相談しましょう。
『心理的瑕疵あり』の状態で長期間市場に出していると、不名誉な意味で有名になってしまい、ますます売れなくなってしまいます。上手く売却できる方法を担当業者に提案してもらうか、他社にも声をかけてアドバイスをもらうようにしてください。
2、まとめ
以上、マンションが売れない理由と対処法でしたがいずれにしても長期間売れなくて、担当業者からもしっかりした提案がない場合は、遠慮なく他社にも相談してみてはいかがでしょうか?
マンションのセカンドオピニオンだと考えて、違う視点・発想で提案してくれるアドバイザーも必要です。相談だけでも聞いてくれる業者はたくさんいます。遠慮せずに聞いてみてください。不動産屋であれば、売りに出ている物件は知っている場合が多く、冷静な意見を言ってくれると思います。
価格変更の前に、すべての要因をチェックして、原因が分かればすぐに対処しましょう。